システム理論に基づいた家族療法の考え方に、システムズアプローチという考え方があります。システム理論は企業や教育機関、医療機関などさまざまな集団の問題を解決し、より良いシステムを作るための方法論です。
企業において問題を起こした従業員がいたとします。企業はその問題を起こした従業員に対して処分を下します。しかしそれだけでは第2第3の問題を起こす従業員が現れるかもしれません。
企業においても、問題が起きたときに一部分の問題として捉えず、その問題を取り巻くシステム全体の問題として捉えて、その問題を起きた背景を分析したうえで、今後問題が起きないようなシステムの改善が必要になるという考え方です。
不登校においても、学校に行かないことだけを単に問題として捉えて、単純に学校へ行かせればよいと考えるのは間違いです。不適応を起こした問題を家族システムの改善によってそれ以降には問題であったことが、より家族としてよりよい方向へ向かえるためには大切なファクターだったとして考えて、復学以降の継続登校、家族システムの健全化が図られることこそが根本的な解決といえるでしょう。
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